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国語以外にも国語力は必要!|読書のススメ

「国語力が何なのか」ということでは議論が分かれるところですが,ここでは「文章を読む力」と「文章を書く力」を国語力ということにします.

勘違いしてはいけないのは,国語だけでなく,また文系科目だけではなく,実は理系科目にも国語力は必要だということです.

むしろ,理系科目も文系科目と同じぐらいの国語力が必要ではないかと思います.

と前置きしましたが,この記事では「理系科目が~,文系科目が~」という話ではなく,読書することで勉強の理解度と理解スピードが上がるという話をします.

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モノを考えるためには言葉が必要

人は何か新しい概念に出会ったときは,既に知っている概念を使ってその新しい概念を理解します.

ですから,新しい概念にであっても,その概念をうまく説明できる概念が自分の中になければ,理解が難しかったり,理解が甘い,理解ができないといったことが起こります.

これは国語だけではありません.

たとえば,かけ算は足し算を用いて説明をするのが普通です.ですから,足し算を知らない人が掛け算を理解しようとしても,掛け算を理解するのは難しいでしょう.

よく,勉強は積み木に例えられますが,土台がなければ上に積んでいくことはできません.ちょうどそのイメージです.

新しい概念を理解するためには,その概念を説明する言葉が必要なのです.

概念の理解が速くなる

人間は新しい概念を理解するとき,近い概念を元に新しい概念を理解する以上,持っている知識や概念が多い人と少ない人を比べて,知識や概念が多い人の方が理解が早くなるのは当然のことでしょう.

上で書いたように,足し算を知らない人よりも知っている人の方が,掛け算は理解しやすいでしょう.

もし,うまく足し算を知らない人が,足し算をすっとばして掛け算を理解できたとしましょう.しかし,その人の掛け算の理解度はあまり高くなさそうだということが予想できます.その人に説明をしてもらうとすると,おそらく長々と説明を聞くことになるでしょう.

一方,足し算の概念を知っていれば,掛け算を簡潔に説明できることでしょう.

このように,概念を多く知っている人は新しい概念に出会っても,その新しい概念を簡潔に説明することができます.

その人は新しい概念を理解することには苦労しないでしょう.つまり,飲み込みが速くなるわけです.

読書のススメ

あなたは知識を新しく手に入れたいときに,何をするでしょうか?

「ネット検索する」「新聞を読む」「本を読む」などいろいろありますが,これのいずれも「文字を読む」ということで共通しています.

実際,知識を手に入れるためには「文献を読む」のは最も良い方法でしょう.つまり,モノを読むことが新しい概念を手に入れる最速の方法なのです.

そこで,「文字を読む」ときに,新聞,ネット,漫画などいろいろありますが,私は本を読むことを勧めます.

本は小説でも何でも構いません.小説であっても,本を読んでいると新しい概念にはいくつも出会います.何百冊読んでも新しい概念に出会います.

私は人生で読んだ本は数百冊程度ですが,何千冊,何万冊レベルで読んだ人でも本からは学ぶことがあると言います.

文字を読むことで読むスピードもあがりますし,それによってさらに新しい概念に出会うことにもなります.どんどん知識の量は加速して増えていきます.

実は,私が大学で出会った教授の方々は理系の先生であれ,文系の先生であれ読書家が実に多いのです.たとえば,文学とかそういったこととは無縁そうな数学の教授が非常に読書家であったりします.

「優秀な人だから本を読む」と思う人がいるかもしれませんが,印象としては「本を読む人が優秀になる」の方が正しいと思います.

少なくとも,読書があらゆる面で人生を豊かにすることは間違いないようです.

おすすめ本

「って言っても本は苦手やし……」というあなたにぜひ読んで欲しい小説をいくつか挙げておきます.

容疑者xの献身 (東野圭吾 著,文春文庫)

容疑者xの献身 東野圭吾

東野圭吾といえばミステリーですね.

日本最高峰の文学賞として「直木賞」がありますが,東野圭吾が直木賞を受賞した作品がこの「容疑者Xの献身」で,数ある東野圭吾の傑作の中でも特に素晴らしい作品だと思っています.

福山雅治主演のドラマ「ガリレオ」を見た人もいるかもしれません.

ドラマ「ガリレオ」は「探偵ガリレオ(Amazon楽天市場)」と「予知夢(Amazon楽天市場)」が原作で,天才物理学者「湯川学」が警察への捜査協力という形で事件を解決する短編集です.

「容疑者Xの献身」はその「ガリレオシリーズ」の長編です.

実は,私はこの本を読んでかなりの衝撃を受け,それから東野圭吾のファンになりました.友人や教え子にもよく勧めますが,彼らももれなく衝撃を受けています.

東野圭吾の作品は平易な言葉使いが多く,あまり本に馴染みのない方にもお勧めできます.

なお,映画化もされました.

ゴールデンスランバー (伊坂幸太郎 著,新潮文庫)

ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎

伊坂幸太郎は今勢いのある作家の1人で,個人的には伊坂幸太郎は近いうちに直木賞を受賞するだろうと思っています.

伊坂幸太郎はその独特の語り口が特徴で,どの作品にもキレのある会話や表現がちりばめられており,私が伊坂幸太郎を推す理由もそこにあります.

「ゴールデンスランバー」はジャンルとしては”広義の”ミステリーです.

伊坂幸太郎の作品は緩急のついた作品が多いイメージですが,この作品はなかなかスピード感が溢れており,この作品はどんどん読み進められます.

また,この「ゴールデンスランバー」は全てを回収せず,「めでたしめでたし」とならなっていません.しかし,そうした絶妙な味の残し方が個人的には気に入っています.

なお,この「ゴールデンスランバー」は直木賞候補に挙がっていたのですが,伊坂幸太郎自身が「執筆に専念する」との理由で辞退しています.

辞退していなければ直木賞を受賞していたのではないか,と私は思うのですがどうでしょうか?

また,堺雅人主演で映画化もされました.

ジェノサイド(上,下) (高野和明 著,角川文庫)

ジェノサイド(上) 高野和明

上下巻なので2冊買うと1000円以上しますが,それでも読む価値はあると思います.

とても緻密でリアルに描かれた小説.なので,本に慣れていないとちょっと疲れるかもしれません.

小説にはどこか作り話の感があるのですが,「ジェノサイド」は突飛な設定でありながらリアリティがあり,最後に全てがまとまるのです.

さらに,「ジェノサイド」の魅力を挙げるとすれば,それはスピード感とスリルでしょう.これらが情景描写だけではなく,心理描写によっても緻密に描かれています.

高野和明氏はこの本を執筆するのに,下調べから2年かかったそうで,「そらこんだけ強烈な作品にもなるわ」という印象を受けたのを覚えています.

「ゴールデンスランバー」と同じく,この本も直木賞候補に挙がっていたようです.

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