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勉強が面白い人は本当に楽しいのか|勉強が好きな理由

あなたは勉強を楽しいと思うでしょうか?

私は勉強が大好きです.生徒にそう言うと「先生は頭がおかしい」というようなことをよく言われます(笑)

「痩せ我慢じゃないのか?」

など思う人もいるいるかもしれませんが,本音から私は勉強が楽しいと思っています.

しかし,私は昔からずっと勉強が好きだったわけではなく,むしろ私は勉強が大嫌いでした.

だからこそ,私は勉強が嫌いな人に勉強の楽しさに気付いて欲しいと思っています.

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勉強が好きな理由

まず,私が勉強が好きな理由は「勉強して身に付けた知識が役に立つのが楽しいから」です.

たとえば,困ってる時にサッと解決してくれる人って頼もしいと思いませんか?必要な時にサッと必要なことができる人ってカッコいいと思いませんか?

私はそういう人を頼もしいと思いますし,カッコいいと思います.そこで,私はそういう人を頼もしい,カッコいいと見てるだけじゃなくて,「私が」そういう頼もしくてカッコいい人になりたいわけです.

でも,そういう必要なときにサッと必要なことができるようになるためには,日ごろからの準備が必要なわけです.それが,日ごろからの勉強なわけです.

ただ,目的なく勉強をしているだけなら,日ごろからの勉強は面白くないと思います.でも,私は全く辛くありません.それどころか,むしろ楽しいとさえ感じます.

というのは,やはり「必要なときにサッと必要なことができるようになる」という,「未来への投資」という楽しさがあるからなんです.

これに似た身近な例としては,「貯金」があると思います.あなたはなぜ「貯金」するんですか?

それはその貯めたお金で何か新しいものを手に入れたり,楽しいことをするための「未来への投資」でしょう.だから,貯まっていく通帳を見てワクワクしませんか?

私は勉強することで「未来への投資」をしているのです.だから,貯まっていく自分の知識を感じてワクワクしているのです.

そして,「お金」はなくなりますが,「知識」はなくなりません.

「お金」は一回使えばなくなりますが,「知識」は使ってもなくなりませんし,むしろ使えば使うほど自分に馴染んでいき,もっと使えるようになります.

これが「私の」勉強が好きな理由です.

勉強が好きな人が全員私と同じ意見であるとは思いません.しかし,本当に勉強が好きな人もいることは確かです.

ゲームは好きですか?

勉強が好きだというと「すごい」とよく言われます.しかし,私にとっては「すごい」と言われることには違和感があります.

たとえば,ゲームをするのが好きだという小学生がいたとします.ほとんどの人は「すごい」と言わないと思います.

小学生は単にゲームが好きだからするだけです.

他にも,スポーツをするのが好きだという人がいたとします.これもほとんどの人は「すごい」と言わないと思います.

この人は単にスポーツが好きだからするだけです.

私も勉強が好きだからするだけです.何もすごくないんです.ただ勝手に好きになっただけですから.

「学年で一番成績がいい」「全国模試で順位表に載った」ならすごいですが,好きなことは別に何もすごいことではないんです.

勉強が好きだということを「すごい」と思ってしまうのは,それは潜在的に「勉強は嫌なもの」と刷り込まれてきたからでしょう.その証拠に,ゲームが好きだといっても「すごい」とは思わない.

私にとって,勉強はゲームみたいなものなのです.

嫌いなものが好きになった瞬間

私は小学生の時にピアノを習っていました.

ピアノ自体は嫌いではなかったのですが,練習は嫌いでした.

そして,中学に入学する時に「やれやれもう練習しなくて済む」という思いでピアノをさっぱりやめました.

その後,約10年ほどピアノの鍵盤に触れることすらなかったのですが,大学2回生の冬から春に移るくらいの時期でした.ふとリビングの片隅にあるピアノが目に入りました.

「あれ,このピアノっていつから弾いてないんやっけ?」

と考えた瞬間,練習が嫌いだったはずのピアノを突然弾きたくなりました.

最後の発表会で弾いた楽譜が残っていたので弾いてみたのですが,全く弾けませんでした.

全く指が動きません.そこで悔しさがこみ上げてきました.私はこの悔しさからピアノを弾き始めました.

このときは別にピアノ楽しかったわけではありません.悔しいから弾けるようになりたかっただけです.当然,練習するうちにどんどん上手くなります.

すると,前日より上手くなっていくことが楽しいと感じるようになってきました.昔は嫌いだった練習が楽しくなってきたのです.

嫌いなものが好きになった理由

この話の大切なことは「昔は嫌いだったのに,なぜ好きになったのか」というところです.

理由は2つあると思います.

自分から始めた

小学生の頃は勉強やピアノを「やらされて」いました.やらないといけなかったのです.私はとてもアマノジャクなので,やらされるとやりたくなくなります.

大学生になって,誰にも強制されることなく自分からピアノを始めました.自分が弾きたいと思ったから弾いたのです.

あなたが好きなものは誰から強制されるでもなく,自分から進んでやるはずです.

勉強を始めようとしたときに「早く勉強しなさい!」と言われ,急にやる気がそがれたことがある人は少なくないと思います.

 

このように,「やろうと思っていたところで,強制されるとやりたくなくなる心理」を心理学では「心理的リアクタンス」といいます.

私はよくありました.あれって本当にやる気なくすんですよね.

私も勉強してるのに「早く勉強しなさい!」と言わるほど,口うるさい家庭で育ちました.すると,今まで勉強していたのに,途端にやる気がなくなるんです.

まさに「心理的リアクタンス」がはたらいていたんだなあと思います.

ですから,やりたいと思えるようになりたいなら,自分からやり始めるしかないのです.

楽しい部分を見つけた

昔はピアノの練習の楽しさが分かりませんでした.しかし,大学生になって,どんどん上達していくことが楽しくなったのです.ピアノの練習の楽しい部分を見つけたのです.

昔は勉強の楽しさがわかりませんでした.しかし,自分の知識が増え,日常のあるときにパッとその知識が活用できた時にとても嬉しい気持ちになるのです.

スポーツが嫌いな人がいれば,スポーツが好きな人もいます.好きそれどころかスポーツに一生をかける人もいます.つまり,スポーツが楽しくないはずがないのです.ただ,嫌いな人は楽しさが分かっていないだけなのです.

数学の研究者や物理の研究者,文学の研究者がいて研究や勉強に一生をかけるくらいなのですから,数学や物理,文学が楽しくないはずがないのです.研究や勉強が楽しくないはずがないのです.

逆に,あなたが好きなことが嫌いな人もいるでしょう.その人はその楽しさが分かっていないだけなのです.

どちらが正しい,正しくないではありません.ただ,楽しさを感じられる人と,感じられない人がいるだけなのです.それは仕方がありません.それが個性です.

そう考えられるようになると,勉強が嫌いな人も実は勉強は面白いかも知れない,と思えるかもしれません.

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コメント

  1. J より:

    カリギュラ効果
    × 強制されるほどやりたくなくなる
    ○ 禁止されるほどやりたくなる

    1. yama-taku より:

      ご指摘をありがとうございます.

      ご指摘の通り,カリギュラ効果の正しい説明は「禁止されるほどやりたくなる」でした.
      本稿の例「勉強を始めようとしたときに「早く勉強しなさい!」と言われ,急にやる気がそがれた」というのは,「心理的リアクタンス」というようですね.

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