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英単語の暗記法2|反復記憶法が有効な理由2つと注意点3つ

  
   

英単語の暗記法1|目指すべき英単語レベルと効率的な暗記法】の続きです.

前の記事では,一個一個時間をかけて順番に覚えていくのではなく,覚えるべき単語を何周も繰り返すという「反復記憶法」について説明しました.

このとき,できるだけ速く繰り返してください.1つの英単語につき,「英単語」と「意味」を長くても5秒以内に収まるようくらいのスピードで読んでください.結構速いですよ.

さて,前の記事に引き続いて,この記事では「なぜ『反復記憶法』が有効なのか」ということをついて説明します.

方法論だけでなく,理論も知っておくことでより効果的な勉強にできますから,この記事の内容もしっかり読んでおいてください.

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「反復記憶法」が効果的な理由

「反復記憶法が良いよ!」と言われても,なぜそこまで効果があるのか気になりますね.

「反復記憶法」が効果的な理由を説明します.

忘れた頃に思い出す

暗記というのは,覚えるべき事柄を「短期記憶」から「長期記憶」に引きずり込む作業です.しかし,当然のことながら,一度単語を覚えようとした程度ではなかなか長期記憶には移ってくれません.

では,どうすれば短期記憶から長期記憶に変えることができるのかということですが,その1つの答えは忘れた頃にやり直すということです.

脳はよく使う情報を暗記し,不要な情報を忘れるようにできています.よく使う情報は思い出す頻度が多い情報ということができます.

「忘れたころにもう一度覚え直す」という作業を繰り返すと,脳はその単語は必要な情報だと判断し,長期記憶に移し替えるのです.

通常,短期記憶は数十秒しかもちません.ですから,「反復記憶法」で30個も単語を声を出していると,最初の方の単語は短期記憶のタイムリミットで忘れていることになります.

そこですぐに2周目,3周目,……と繰り返し行うことで,思い出す作業を何回もすることになり,長期記憶に移るのです.

反復記憶法の「忘れたものを思い出す」という作業は,長期記憶に定着させるためにとても効果的.

一個一個時間をかけて覚える「順番記憶法」がダメな理由は,思い出す作業がない点にあります.そのため,一時的には覚えたつもりでもすぐに忘れてしまうのです.

単語を思い出すスピードが上がる

些細なことだと思われるかもしれませんが,実はこれは意外と重要です.

たとえば,「あなたの名前は?」と聞かれた時はほとんど考えずに瞬間的に答えることができると思います.しかし,「あなたの母親の旧姓は?」と聞かれた時は一瞬なりとも考えると思います.

つまり,同じ「覚えている」でも,思い出すスピードに差があるのです.この「暗記レベル」を高めることは英文を読むときに役立ってきます.

たとえば,英文中に”apple”や”car”などの初級レベルの単語が出てきたときは,日本語に直すまでもなく”apple”のイメージ,”car”のイメージが浮かぶと思います.

実際に英文を読むときに,「リンゴ」や「車」と日本語に置き換えてからイメージするのでは遅いですね.その程度の暗記レベルでは十分とは言えません.

英語のままイメージできるレベルでないと,英文の中で現れたときにどうしても立ち止まってしまい,読むのが遅くなってしまいます.

ですが,”strain”や”fury”といった単語のイメージをすぐに言えますか?

日本語では,”strain”は「緊張させる,引き締める」,”fury”は「憤怒,激しさ」といった意味ですが,訳は覚えていてもイメージが思いつかなかった人は少なくないでしょう.

英語を日本語に置き換えずに英語のままイメージすることができれば,暗記レベルは高いと言っていいでしょう.英文読解ではこの差は重要です.

英文を読んでいるときちょっとでも立ち止まってしまうと,全体の文脈がフッと飛んでしまうことがよくあります.単語を思い出すときのちょっとした「つっかえ」が英文を読むときの障害になるのです.

【関連記事:試験時間が足りなくなる理由

  • 反復記憶法ではテンポよく何周もするため,単語に対する反応速度=瞬発力が上がります.
  • 英文を読むために単語を覚える以上,この瞬発力を上げることは読解力の向上に繋がる.

「反復記憶法」で気を付ける点

効果が高い「反復記憶法」でも何も考えずにやってしまうのはよくありません.反復記憶法の気をつけるべきポイントについて説明します.

声に出して読む

これは【英単語の暗記法1|目指すべき英単語レベルと効率的な暗記法】にも書いてあることですが,声に出さないと効果はダウンします.

例えば,漢字でも「読めるけど書けない」ということは多いと思いますが,それは英単語でも同じです.

つまり,これは「読むより書くほうが難しい」ということです.したがって,「読めないものは書けない」ということは念頭に置いていて良いでしょう.

ですから,単語を音から覚えるのが効果的なのです.

読めないものは書けない.単語は音から覚える.

特殊な速読でもしない限り,基本的に和文を読むときは頭の中で「発音」して読んでいます.英文も同じく頭の中で「発音」して読んでいるはずです.”apple”とあったらこれは頭の中で”apple”と発音しています.

試しにこの記事を頭の中で「発音」せずにぼーっと読んでみてください.きっと全く頭に入ってこないと思います.

このことから,単語は音で覚えないと,文章の理解が悪くなるということが分かります.ですから,発音で詰まっていては,どうしても速く読むのに限界がきます.

最終目標は英文を読むことです.単語を覚えることはその過程でしかありません.しかし,単語を覚えることを最終目標にしている人が多いです.

英文を読むために単語を覚える以上,英文読解で実際に使えるような単語の覚え方をすることが重要なのは当然ですね.

英文は発音して読まないと,うまく理解できない.そのため,発音が分からない単語があると文章の理解が悪くなる.

綴りを意識して読む

単語を覚えるとき,最初は音から覚えるので,発音を意識することは大切です.当然,単語の発音が分かってくると,次に綴りを意識することが大切になってきます.

ですから,発音することはとても大切ですが,ぼーっと何回も読むだけでは,実践で使えるレベルになるには程遠いです.

速く読んでいると,ついただ口を動かすだけ,ただ文字を読んでいるだけになりがちなのですが,それではただの発声練習です.単なる発声練習にならないように気をつけてください.

読むときに綴りも意識して,繰り返して戻ってきた時に忘れていたら「あー!そうか!」と思い出すことが重要なのです.

発音が分かってきたら,次は綴りを意識する.そのとき,単なる発声練習にならないように気を付ける.

一日だけで終わらない

反復記憶法は実践的で,記憶効果は高いですが万能ではありません.

人間は忘れることが得意な生き物で,脳は基本的に忘れるようにできています.このことは常に意識して起きてください!

もしあなたがめちゃくちゃ記憶が得意なら,英語だけに限らず一回問題集を聞いただけで定期試験ではほぼオール満点を取れるはずです.なぜなら,定期試験に出る問題は問題集に載っているものがほとんどだからです.

しかし,ちゃんと問題集を解いて試験に臨んでも,実際にはあまり取れなかったということを経験している人も多いでしょう.この「脳は忘れるもの」という意識を常にもって勉強したいところです.

さて,上でも書きましたが,脳は一時的にしか使わない情報を不必要な記憶として処理し忘れます.したがって,その日限りで終わるような記憶は,脳にとっては不必要な記憶です.

その日は覚えたと思っても,しばらくすると忘れることは多いです.ですから,やはりまた忘れた頃に思い出すことが必要ですから,1日だけで終わらすのではなく,何日か繰り返すのが重要です.

「めんどくせえ……」と思うかもしれませんが,2日目は1日目にやったことを思い出す作業になるので,大して面倒ではありません.

むしろ,どんどん速くなるので「おお!結構覚えてるやん!」と思い出す感覚が面白いと思います.時間も1日目ほどかけなくても良いでしょう.

3日目はさらに楽になります.3日もやれば十分な記憶の定着が期待できます.

1日目は30個を1周3分として10周30分,2日目は1周2分30秒として5周12分30秒,3日目は1周2分15秒として5周11分15秒.

目安としてはこの程度で十分です.3日で合計1時間もありません.やる気があれば,同じ日の朝と晩にやれば,さらに効果が期待できます.

1個1個書き出す暗記法では,2日目,3日目もつらいです.時間もそれなりにかかります.一日目だけで下手すると,2時間近くかかってしまうのではないでしょうか?

忘れるのは当たり前.1日で終わるのではなく,後日の反復が大切.

オススメ単語帳

なお,オススメの単語帳はやはり「英単語ターゲット1900(Amazon楽天市場)」と「システム英単語(Amazon楽天市場)」です.ただし,両方買う必要はありませんし,別の単語帳でも構いません.学校で指定されているなら指定されている単語帳で構いません.

ちなみに,私は「ターゲット」派でしたが,世間的には「シス単」派の方が多い気がします.

どの単語帳を使うにしても,1冊を完璧に仕上げたいところです.1単語も落とさないぐらい仕上げればそれはかなり力が付いていると言えますし,是非そのレベルになってください.

また,単なる単語帳だけでは,「生きた英語力」にはならないと言う批判もあります.特に「ターゲット」はあまり例文が多くないので,そう言った点では劣る単語帳とは言えます.

私の場合は,「ターゲット」とともに「速読英単語」を併用していました.「速読英単語」はシリーズもので,

といくつかの難易度があるので,自分に合ったレベルのものを購入すると良いでしょう.

単語帳の有効な使い方については【オススメの参考書,問題集と使い方】のページにも書いています.

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