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試験時間が足りなくなる理由とその対処法

  
   

「勉強したおかげで前よりも知っていることが増えた」と思っていても,いざ試験になると試験時間が足りなくなってしまうことは少なくありません.

勉強勉強と言いますが,「勉強の成果」は次の2つに大別することができます.

  1. できなかった問題ができるようになる
  2. 今までの理解がより深まる

勉強では両方とも大事なのですが,多くの人は1に目がいきがちです.もちろん1も大切で,「できなかった問題ができるようになる」のは素晴らしいことなのですが,1の成果が出ていても2を怠ると全く成績が伸びないということがあり得ます.

つまり,考えればできる問題が増えても,それだけでは成績が上がらない場合も多いのです.その理由は「解答スピードが足りないから」です.

「当たり前やろ!」と思われるかもしれませんが,では解答スピードをあげる訓練を本当にしていますか?できなかった問題ができるようになっただけでは十分ではないのです.

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「考えればできる問題が増える」だけでは足りない

「考えればできる問題」が多くても,試験で分かっていたのに試験時間が足りなかったということがよく起こります.

既に書きましたが,その理由は解答スピードが遅いからです.

「やったのに解けない」をなくす勉強法】で知識は大まかに分けて「理解」と「記憶」の2段階があると書きました.

例えば,相手の話を「理解」することができても,それを「記憶」して別の人に話すことができるのかはまた別の話です.つまり,「理解」と「記憶」にはギャップがあり,「理解」できても「記憶」していないと「やったのに解けない」が起こるわけです.

さて,「分かっていたのに試験時間が足りなかった」というのは「記憶」のレベルには達してはいるのですが,「記憶レベルが甘い」のです.

確かに,

「えーっと,あれはこうで.……うーん.あ,そうそう,これをそうして……」

という程度でも問題が解けることは解けるのですが,実践的な「記憶レベル」には達していません.特に,基本問題でこのレベルだと,試験時間内に時終わるのは絶望的でしょう.

ですから,試験では,

「最初にこうして,次はこう.それからこうして,最後にこう」

とパッパッと考えられる「記憶レベル」に達しておきたいところです.

ただ解けるだけでは試験で時間が足りなくなることも多い.十分な解答スピードのためには,「記憶レベル」を高めることが重要.

知識も大事な理由

囲碁には「定石」というものがあります.もちろん,囲碁は打ち手が自分でどう打つか考えるのですが,ある程度「定石」を覚えておくことが望まれます.というのは,「定石」は昔から培われてきた「知識」であり,定石を知っていればその場でいちいち考えなくてもそれなりに打つことができます.

「定石」も覚えが甘いと「あの定石どうやったっけ?」となって,自分の頭で考えなければならず,持ち時間はどんどん減っていきます.一方,相手がその定石をちゃんと知っていれば,その知識は当たり前のように使えるので,考える手間を節約できるので持ち時間を温存できます.

囲碁の話で「定石」を「知識」,「持ち時間」を「試験時間」に置き換えてください.

つまり,「自分の頭で考える手間を節約してくれるのが知識」なのです.知識があれば,自分がその場で考えるのが難しいことでも,ある程度のクオリティーで話を進めることができるのです.

「この問題はこの方法が使えるぞ」とあらかじめ「知識」を頭に入れておけば,試験中にその場でいちいち考えなくても解答はそれなりに書くことができます.

しかし,「知識」の覚えが甘いと,試験中に自分の頭で考えなければならず,試験時間はどんどん減っていきます.一方,他の人が「知識」をちゃんと頭に入れていれば,他の人はその「知識」を当たり前のように使えるので,自分はその分不利になります.

したがって,「知識」があれば簡単なところをさっさと済まして,難しいところに時間を割いて考えることができるのです.

ですから,「記憶レベル」を上げることも重要になってくるのです.

初めに書いた2の「今までの理解がより深まる」は試験中に考える量を減らす勉強,つまり「当たり前の基準」を上げる勉強に当たります.

【参考記事:ひねられても応用できる数学の勉強法4|数学は暗記か?

知識があれば,さっさとできるところを済まし,時間をかけるべきところに時間をかけることができる.

「当たり前の基準」を上げる勉強法

さて,今までの話から,「とりあえず知っている」というのでは「記憶レベル」が低く,一方「他の所との繋がりも含めて説明できる」などは「記憶レベル」が高いと言えます.

「記憶レベル」というのは理解度ともいうことができますね.理解度が低いと理解度が高い人に比べて,問題の解くスピードが遅くなります.理解度が高い人は迷わず正解を導けるので,問題をスムーズに解くことができます.

大したことないように思えるかもしれませんが,1分1秒を争う試験になるとこの差は大きくなります.

「一応解けるんだけど……」というレベルで理解度が低いと簡単な問題にさえ手こずってしまい,もっと時間をかけるべき問題に時間をかけられなくなり,タイムアップとなってしまう.しかも,その時間をかけた簡単なはずの問題もいくつか取りこぼしがある.

そういう経験をしたことがある人は多いと思います.

理解度が低いというのは,言い換えれば「当たり前の基準」が低いということです.そして,「当たり前の基準」を上げるには「反復」が非常に重要なのです.

問題集を1周するだけでは,試験で必要なレベルの理解度には達していないことが多いです.まだスピードが遅いはずです.

「いくつも問題集を買うのではなく,ひとつの問題集を完璧にするべし」とはよく言われますが,このひとつの問題集を反復することは「理解レベル」を上げるためにはとても効果的な方法なのです.

スピードを上げるには「理解度の精度」を上げることが重要で,「理解度の精度」を上げるには「反復」が効果的なのです.

問題集全体を1周してからでなくても,1つの章,1つの節でも構いません.試しに2周してみてください.

得意科目ならできているかもしれませんが,苦手科目なら思っているよりもスピードが遅いことに気付くはずです.むしろ,やったはずなのにできない問題もあるかもしれません.

できない問題を出来るようにすることも重要ですが,今までにできるようになったことの「当たり前」の基準をあげるということもとても重要です.

もし,できなかった問題ができるようになることだけに目を向けていたら,振り返って「反復」する時間も作ってみてください.大きな収穫があるはずです.

「当たり前の基準」を上げることで,自然と時間をかけなくても解けるところが少なくなる.すなわち,理解度が上がる.

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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