化学

4つの化学の基本法則のまとめ|原子説と分子説の周辺

18世紀後半ごろから,実験などによって[質量保存の法則],[定比比例の法則],[倍数比例の法則],[気体反応の法則]など,実験によって様々な「化学の基本法則」が発見されてきました.

基本法則というだけあって,これらの法則は今日でも頻繁に用いられ,これらなしで現在の化学を語ることはもはや不可能となっています.

さて,「物質はどこまでも分割できるのか,それ以上分割できない最小粒子からできているのか」といった議論は古来よりなされてきました.

この疑問の答えとして[原子説]や[分子説]が現れました.その契機となったのが,上に挙げたような「化学の基本法則」の発見でした.

この記事では,「化学の基本法則」と[原子説],[分子説]についてまとめます.

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電池と電気分解6|陽極と陰極の反応4パターンを理解する

電池と電気分解5 ―電池と電気分解の違い―」の続きです.

電気分解において,陽極では電子\mathrm{e^-}を導線へ放出して酸化反応が,陰極では電子\mathrm{e^-}を導線から受け取って還元反応が起こります.

そのときの陽極,陰極の反応がどうなるのかというのは,おおまかに陰極,陽極にそれぞれ2つずつ,合わせて4つのパターンがあります.

このパターンを身に付けて電気分解の反応を書けるようにして下さい.

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電池と電気分解5|電池と電気分解の3つの違い

電池と電気分解4 ―鉛蓄電池の仕組みと反応―」の続きです.

前回の記事までで電池については大体説明しました.この記事では電気分解について書きます.

電気分解と電池の違いが曖昧な人が少なくないので,そういう人はしっかり区別して考えられるようになってください.

なお,「電気分解」を略して「電解」ということも多いので注意して下さい.

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電池と電気分解4|鉛蓄電池の仕組みと反応

電池と電気分解3 ―ボルタ電池とダニエル電池―」の続きです.

鉛蓄電池は車のバッテリーとして利用されるなど,非常に実用性の高い電池です.ですから,高校化学でも頻出の電池でもあります.

敬遠する人も多い電池ですが,各電極での半反応式もそれほど難しいものではなく,全体としても難しい要素はほとんどありません.

逆に,各電極の半反応式を確実にすれば,鉛蓄電池は怖くありません.

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電池と電気分解3|「ボルタ電池」と「ダニエル電池」

電池と電気分解2 ―イオン化傾向と電池の仕組み―」の続きです.

ボルタ電池は最も基本的な電池です.しかし,それゆえに「分極」が起こるという欠点も持ち合わせています.

一方,ダニエル電池は「分極」が起こらないように改良した電池で,ボルタ電池の改良版という位置付けになっています.

ボルタ電池もダニエル電池も非常に基本的で重要なので,確実に抑えてください.

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電池と電気分解2|イオン化傾向と電池の仕組み

電池と電気分解1 ―電池,電流とは何か?―」の続きです.

多くの金属は電子を放出して陽イオンになります.その陽イオンへのなりやすさのことを「イオン化傾向」といい,「イオン化傾向」は非常に重要な概念です.

さらに「イオン化傾向」の大きい順に並べたものを「イオン化列」と言いますが,これは電池の正極,負極を考える上では欠かせないものです.

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電池と電気分解1|電池の仕組みと電流の正体

「電池」は日常的によく見かけるもので,「電池」が「電流」を生み出すことはよく知られています.では,「電流」とは一体なんでしょうか?また,「電池」はどのような仕組みで「電池」を生み出すのでしょうか?

簡単に答えを書けば,「電流」の正体は「電子の移動」のことであり,「電池」とは「酸化還元反応により,電子の移動を起こす装置」の事を言います.

ですから,「電池」を理解するには酸化還元反応を理解しておくことが大切です.

「電池」の次は「電気分解」の話に入りますが,「電池」が分かっていないと「電気分解」を十分に理解できませんから,「電池」は確実に押さえてください.

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