電池と電気分解3|「ボルタ電池」と「ダニエル電池」

電池と電気分解2 ―イオン化傾向と電池の仕組み―」の続きです.

ボルタ電池は最も基本的な電池です.しかし,それゆえに「分極」が起こるという欠点も持ち合わせています.

一方,ダニエル電池は「分極」が起こらないように改良した電池で,ボルタ電池の改良版という位置付けになっています.

ボルタ電池もダニエル電池も非常に基本的で重要なので,確実に抑えてください.

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電池と電気分解2|イオン化傾向と電池の仕組み

電池と電気分解1 ―電池,電流とは何か?―」の続きです.

多くの金属は電子を放出して陽イオンになります.その陽イオンへのなりやすさのことを「イオン化傾向」といい,「イオン化傾向」は非常に重要な概念です.

さらに「イオン化傾向」の大きい順に並べたものを「イオン化列」と言いますが,これは電池の正極,負極を考える上では欠かせないものです.

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電池と電気分解1|電池の仕組みと電流の正体

「電池」は日常的によく見かけるもので,「電池」が「電流」を生み出すことはよく知られています.では,「電流」とは一体なんでしょうか?また,「電池」はどのような仕組みで「電池」を生み出すのでしょうか?

簡単に答えを書けば,「電流」の正体は「電子の移動」のことであり,「電池」とは「酸化還元反応により,電子の移動を起こす装置」の事を言います.

ですから,「電池」を理解するには酸化還元反応を理解しておくことが大切です.

「電池」の次は「電気分解」の話に入りますが,「電池」が分かっていないと「電気分解」を十分に理解できませんから,「電池」は確実に押さえてください.

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酸化還元反応5|酸化数8つの原則と2つの例外

酸化還元反応の基本4 ―半反応式から反応式をつくる―」の続きです.

前回の記事までで大体のことは説明し終えたのですが,「酸化数」については全く触れてこなかったので,ここで説明しておきます.

「酸化数」は元素が酸化されたのか,還元されたのかということをみるための指標です.

この記事では酸化数の求め方について書きます.

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酸化還元反応4|半反応式から化学反応式をつくる

酸化還元反応の基本3 ―酸性条件,中性・塩基性条件―」の続きです.

この記事では,酸化剤と還元剤が与えられた時に,この2つの物質によって起こる酸化還元反応の化学反応式がどのようにかけるのかを説明します.

言葉を使って書けば,「酸化剤の半反応式」と「還元剤の半反応式」をうまく足し合わせて,半反応式中の電子e^-が消すことで,酸化還元反応が得られます.

と言葉で言っても,これは意外とすぐにできるようにならないものです.ですから,必ず自分の手を動かしてアウトプットし,確実に自分のものにして下さい.(参考記事:「やったのに解けない」をなくす勉強法)

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酸化還元反応3|酸性条件,中性・塩基性条件

酸化還元反応の基本2 ―酸化剤と還元剤の半反応式―」の続きです.

半反応式を考えるときに,溶液が「酸性」なのか,「中性」または「塩基性」なのかで半反応式が変わってくることがあります.したがって,半反応式の表を見ると,同じ物質でも「酸性」のときと「中性・塩基性」のときで,半反応式が異なっているものがあります.

ここに至っては,「そのまま覚えてしまえ!」というのもひとつの手かもしれませんが,きちんと理解していれば間違いにも気付くことができます.

この記事では「酸性条件」,「中性・塩基性条件」で半反応式が変わる理由を説明したいと思います.

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酸化還元反応2|酸化剤と還元剤の半反応式の一覧

酸化還元反応の基本1 ―酸化,還元とは―」の続きです.

「半反応式はややこしくて覚えられない!」という人がいますが,実際に覚えるべき部分はさほど多くなく,あとは機械的に半反応式が書けるようになっています.

半反応式が書ければ,あとは酸化還元反応の化学式が書けるようになればいいわけですが,これも機械的に書けるようになっています.

したがって,結局覚えるべき部分は半反応式のある部分だけで,それさえ覚えてしまえばあとは機械的に進められるのです.その流れをこの記事で押さえてください.

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